これまで未経験からITエンジニアになるために必要なスキルを解説してきました。
次のステップとして具体的にITエンジニアになるためのロードマップ(目標)を作成する必要があります。
ここでは、ロードマップの作成方法について解説していきます。
ITエンジニアになるためにロードマップを作成しよう
未経験からITエンジニアになるために、ロードマップを作成してみるとこのような感じになるかと思います。ここで注目してみると、未経験者とIT学部卒とでは、スタートラインが違います。
ITエンジニアの求人は、多いですがやはり、プログラミング未経験者とIT学部卒のうちどちらか選択しないといけないのとなると、間違いなくIT学部卒を選択するでしょう。
つまり就職活動を成功するには、IT学部卒と同じか、それ以上の実力をアピールしないといけません。
また、いつまでに就職するのかを決めて、そこから逆算してプログラミングの学習期間を決めたほうが良いでしょう。
指標として、IPA(情報処理推進機構)がITスキル標準を策定しています。
まずは、勉強をしてレベル1(見習いエンジニア)になりましょう
その後はレベル2~3とステップアップしていくことになります。
◆レベル3
要求された作業を全て独力で遂行します。スキルの専門分野確立を目指し、プロフェッショナルとなるために必要な応用的知識・技能を有します。スキル開発においても自らのスキルの研鑽を継続することが求められます。◆レベル2
上位者の指導の下に、要求された作業を担当します。プロフェッショナルとなるために必要な基本的知識・技能を有する。スキル開発においては、自らのキャリアパス実現に向けて積極的なスキルの研鑽が求められます。◆レベル1
情報技術に携わる者に最低限必要な基礎知識を有します。スキル開発においては、自らのキャリアパス実現に向けて積極的なスキルの研鑽が求められます。
step1.将来像をイメージする
あなたは、どのようなエンジニアになりたいですか?
Webデザイナーとして、デザインを習得し、デザイナーチームのリーダーになりたいですか?
スマホアプリを企画、設計をしたいですか?
4~5年先の未来を考えてみましょう。
将来を見据えることによって、将来の「夢」から「目標」に変わっていきます。
目標は達成しましょう。
面接時でも、将来のビジョンを聞かれると思いますので、明確な将来像をイメージして起きましょう。
step2.プログラム言語を決める
あなたがなりたい職種はなんですか?
職種によってプログラミング言語を決めましょう!
step3.パソコンスキルをチェックする
パソコンスキルの有無の洗い出し
- キーボードで文字入力できること
- 周辺機器(プリンタ、ネット接続)との接続ができること
- ソフトウェアのインストールできること
- メールソフトを使えること
- オフィスソフトをつかえること
- こまったらネットで検索できること
パソコンスキルはありますか?
一日一回の繰り返して、一か月も継続すれば、身体で覚えることができると思います。
ここはコツコツ積み上げていくしかないです。
オフィスソフトはテキストを用意して一通り学習することをお勧めします。
あとは、必要な時にテキストを見て文書を作成することができれば良いです。
step4.習得期間を決める
あなたのパソコンスキル次第と、一日にどれくらい時間をとれるのかに左右されます。
他のことで時間が取れないようであれば、まずは、一日どれくらい時間が確保できるのかを算出してください。
それから、プログラミングのテキストを購入して一週間くらい独学で学習してみてください。
例えば、一週間で10ページ進んだのであれば、あとはテキストのページ数から、どれくらいかかるのかがわかると思います。
算出した期間は3か月~6か月くらいでしょうか?
目安として6か月以内になるように時間を確保したほうが良いです。
理由としては、ITエンジニアとして働き続けている人も、日々の仕事をしながら、時間を作って3か月~6か月で新しい技術を習得していくからです。
面接でも習得期間を聞かれる可能性もあります。
step5.学習方法を決める
学習方法は、「独学」か「プログラミングスクール」の2択となります。
学部を転学したり、専門学校(2年制)に入学しなおすというのは、現実的ではないのでここでは省略します。
独学の場合
テキストや、オンライン学習サイトで学習する方法があります。
プログラミングについて質問できるサイトもあります。
メリット
自分のペースで進めることができる
費用が安い
デメリット
意思が強くないと継続できない
挫折しやすい
プログラミングスクールの場合
オンライン形式か、通学タイプがあります。
メリット
体系化されてカリキュラムがあるので、習得しやすい
デメリット
スクールのペースに合わせる必要がある
費用が高い(返金制度のあるスクールもあります)
step6.就職活動準備をする
プログラミング習得の後半になったら、並行して就職活動を開始したほうが良いでしょう。
ボーナス支給時期に求人が多くなるなど、時期的要因はありますが、基本は人が欲しい時に求人がでるので、アンテナを張っていたほうが良いです。
まとめ
未経験からITエンジニアへの転職を希望しているのであれば、
- いつまでに?
- どのレベルを希望するのか?
- 2,3年先には、どうなっていたいのか?
の3点を中心に期限を決めて取り組んだ方が良いでしょう。
入社してから、3年もすれば、社内では、誰がIT学部卒なのかなどは
気にされなくなります。
逆に考えると、実力で評価されていく世界なので、
2,3年の先輩社員を見て、「どうしたら追いついて追い越せるか」を
考えて、もう一度ロードマップを作成したほうが良いです。
特に、中途入社の人は、同い年の先輩がいるはずですから、その人を目標に
追いつき、追い越す方法を考えながら取り組んだ方が良いです。
プログラミング等、ITスキルは、はじめはとにかく覚えることが多く大変だと思います。
はじめの2~3年間を必死で努力し、ITスキルを自分のものにするだけで、その後、一人前のITエンジニアになっていると考えたら、ワクワクしませんか?
とにかく、一日でも早く動くことです!